Happy Going
見た作品紹介や日々思ったことなどをつづった超不定期ブログ。時々小話(短い小説)も。管理者はオタクです、多分。

 

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【弐寺】羽根と対義語【鎖(+村雨)】

もう、どうしようもなく、鎖君が好きなんですよ、ええ!(何
勝手設定フィーバー。身内で話してる人にしか分からないぞ、多分。
かっこ悪い状態がかっこ良く見える男はカッコイイんですよ、きっと。
憂鬱状態の鎖君は色気があると思うのは自分だけでいい(謎

 無責任だなと、我ながら思う。
 自分の生を勝手に他人に預けるなんて、預けられた方はたまったもんじゃないだろう。
 相棒にはどんなことをしても足りないぐらい感謝している。自分に形を与えてくれたのは相棒だ。だが、自分の生を受け止めなければいけない責任は、彼にはない。
 でもそうしないと駄目なのは自分自身で嫌なぐらい自覚している。
 与えられた名前のような重みは感じられないのだ。自分の生に、命に。
 与えられた名前のようなもので繋がっていないと何処かに飛んでいってしまう。
 まるで翼から抜け落ちた羽根のよう。自らの力で飛ぶことはできない。
 それが自分の本質。
(笑っちまうぜ)
 確かに、《羽根》なのだから仕方がない。
 これがあるから自分は“普通”ではない。けれどもこれがなければ自分は自分ではない。
(……皮肉だな)
 理由は後付けであれ、本質と形とで相対する意味合いを持つ自分。
 それはさながら“奴”のよう。
 光と闇。二人で一つの、憎くても憎めない存在。常に自分を見ているのだろう存在。
(結局、抜け落ちたものでも“元”からは切り離せないってか)
 これだから嫌いだ。“奴らという存在”は。
 そう考えているうちに、いつもと同じ答えに辿り着く。
 自分の生を見出せない。自分の生を諦めてる。
 誰かみたいに、みんなが幸せになれる方法を見つけようともしない。ましてや、自分が幸せになれる方法ですらも。
 それでも必死にしがみついている。自分でないものに。
 羽根も、それも同じだ。しがみつくものがなければ――

「おい、鎖」

 急に重力を取り戻したかのように体が下へと叩きつけられた。
 視界に入ったのは、お世辞にも片付いてると言えない見慣れた自室の床。
「いつまで寝てるんだ。今日こそ掃除させてもらうからな!」
 起き上がってみればそこにいたのはシーツを持った相棒。どうやら自分はベッドから引き摺り下ろされたようだ。
 今まで夢うつつの中だったのだろうか、一気に肉体の重みが意識にのしかかる。
「なぁ、村雨」
「あ?」
「もっかい呼んで」
「はぁ?」
「いいから」
 訝しげに相棒は自分を見た後、一瞬だけ目を逸らした。
「……鎖」
「……おはよう。村雨」
「おはようじゃねぇぞ!もう二時だっつーの!」
 一発、シーツを顔面に叩きつけられた感触がおかしくて、思わず笑いたくなるほどだった。

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