Happy Going
見た作品紹介や日々思ったことなどをつづった超不定期ブログ。時々小話(短い小説)も。管理者はオタクです、多分。

 

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【スマブラ】ぼくはいらない子ですか?【アイロイ】

アイク×セネリオ好きに
エリニニ前提のロイでアイク×ロイをオススメしてみる。

冗談です。


自分は基本的には男女カプ好きなので、
蒼炎に関してはアイク×エリンシア派ですが
封印に関しては支援相手女性キャラがみんな好きでないので(ぉぃ)ロイのお相手いないのよねん。
リリーナはニニアンと違った狙いすぎててなんか嫌という(逆にエリニニ嫌な人もいると思うが)
なんでファとの支援がないん?(ぇ


本題。
アイロイのリクを頂いたので書いてみました。ちゃんとアイロイになってるのやら…
アイクはだって自分に対しての恋愛フラグクラッシャーだからねwww
参戦できなかったのに悩むネタは一度はやりたかったのでそれを。
若干FE烈火捏造(ロイ母逝去直後)ネタ、含んでおります。
母親が誰かはご想像におまかせします。個人的にはニニアンですが。
これに対になるFE烈火話も描きたいな。

実はコレの他に書きかけあるんですが、
エリニニ前提ロイで竜化ネタ前提なので、読む人を選ぶと思うので
竜化ロイが需要がありそうなら投下したいですね…

――……ねぇ、マーカス
――どうしましたか、ロイ様
――……ぼくは、いらないこ、ですか?
――何をおっしゃいますか、急に!
――だって、ぼくは……ははうえにぜんぜんにていません。
   ははうえにぜんぜんにてないから、ちちうえはずっとかなしいかおをしてるんじゃないのですか
――そんなことはありません。エリウッド様はロイ様のこと深く愛しておられますよ
――でも、おこえをかけても、ちちうえ、へんじ、して、くださらなかった……
――ロイ様……



 ぼくは、いらないこなんだ






「……変な夢見たなぁ……」
 夢見が悪く、昼になっても体に倦怠感が残っていた。
 見た夢の内容は、幼い頃、母親が亡くなってすぐの時のものだった。
 幼いながらに不安でしかたなかったのを、父エリウッドの臣下であったマーカスにぶつけてしまったのだ。あの時のマーカスの困り果てた顔は夢でもはっきりしているほど覚えていたようだ。
「……」
 なんなのだろうか、この胸に大きな穴があいたような感覚は。ロイ自身にもよく分からなかった。
 誰かに相談してみようかとも考えた。でも今日はみんな大乱闘に忙しく、相談に乗れるような雰囲気ではなかった。
「……なんで、かな」
 なんで自分は参戦させてもらえなかったのだろうか。不意にそんなことが頭を駆け巡る。
 どんどん新しくなっていくのだから仕方がない。フィギュアもなくなってしまったが、シールがあるし、この世界にまだ残ることを許されたのだからそれでいいじゃないか。そう踏ん切りはつけたはずなのに。
 恐らくはマスターハンドから参戦できなくなった理由をはっきりと聞けなかったからだろう。それなりの理由は返ってきたが、どうも真実を言うのを躊躇っているようにも見えるのだ。
「……」
 夢が何度も脳裏に再生される。
 周りにあったものが全てどこかへ行ってしまって置いてけぼりにされて、独りになる。
 この庭はあまりにも静か過ぎた。屋敷からの賑やかな声も耳に届いていない気がした。
 なんともいえない悪感に襲われて、ロイは思わずその場でうずくまった。
(誰も……来るわけないよね……だって、ぼくは――)
――……い……うし……
 その先を例え心の中でも言いたくなかった。
――……え…る……
 まるで自分で狭い場所に閉じこもるかのように、ロイは自分の肩を抱き、更に小さく縮こまった。

 ロイ!!!

 不意に自分の名を呼ばれ、ロイは跳ね上がるかのように顔を上げた。
 気がつけば視界一杯に誰かの険しそうな顔が映った。
「おい、大丈夫か?」
「……アイ、ク……」
 そこにいたのはアイクだった。
 どうしてそこにいるのか分からなかったが、普段あまり表情豊かではない彼がこんな顔をしているところからすると、何度も呼びかけていたのだろう。
「意識はちゃんとあるみたいだな。待ってろ、今、マリオを……」
「へ、平気!平気だから!」
「……本当か?真っ青だぞ、顔」
「具合悪いわけじゃないから……本当、平気、なんだ」
「……」
 アイクはそれなりに察してくれる人で、こちらが嫌がる距離まで踏み込んでこようとはしない。けれども今回は納得行かないのか、そのまま黙ってロイの隣りへと座った。
「アイク……?」
「……何かあったなら言え。今日、俺はこの後何もない」
「でも……きっとくだらないです」
「くだらなくない。おまえが、そんなふうにふさぎこむぐらいだからな」
 不器用だ、この人は。けれども、真っ直ぐだ。
 気が緩んだのか、ロイはぽつりぽつりと話し出した。
 夢のこと、参戦できない理由がわからないこと、それと
「ぼくなんか……いらないんじゃないかって……」
 言った瞬間、ロイの胸の中は不安でいっぱいになり、虚無が押し寄せてくるかのような感覚さえした。
 自分がいらなくなって、アイクが必要になったから彼はここにいるのだと、そう考えてしまっていたからだ。
「誰かが言ったのか」
「いえ。でも……」
「誰も言ってないなら気にする必要ない」
「言わなくても分かりますよ。誰もぼくを――」
「少なくとも俺はロイが必要だ」
 突然のことにロイは目を丸くしてアイクを見た。
 険しい表情ではなかった。真剣にとか、慰めにとかそんなものではなかった。
 本当に当たり前のようにさらりと、アイクはその言葉を言ったのだ。
「“この世界”のこともまだよく分からん。聞きたくとも、全然別の世界の住人じゃ感覚が違うだろ。だから、できれば近い世界の奴に教わった方がいい。できればロイに教わりたい」
「だったらマルスに聞けばいいんじゃ」
「……苦手なんだ、ああいうの。よく分からんが」
 溜息でもつきそうな声でアイクは言った。溜息をつきたいのはこっちの方なのに。
「そんな苦手だなんて言ったら、マルスが可哀想だ」
「苦手なもんは苦手なんだ。ロイの方が気が楽で、安心して話せる」
 アイクの言葉を聞いていくうちに、ロイは安心で胸が満たされていく感じがした。
 不意に笑みさえこぼれてしまった。
「あ、あれ?」
「ロイ?」
 気がつけば涙もこぼれていた。
 止めたくても止められなかった。恥ずかしさよりも何よりも、自分が必要であると分かったことが嬉しくて、安心して。
「ご、ごめん。こんなつもりは――むぐっ!?」
 また唐突にアイクがロイの体を引き寄せて、ロイの顔を自分の胸に押し当てるように片手で抱えた。
「あ、アイクー! ロイを見かけたら、カービィが探してたよって言っておいてー!」
「ああ、分かった」
 どうやらテラスから呼びかけられたらしい。しかし、なんで隠れなきゃならないのかロイには分からず、そのままの体勢で硬直してしまった。だが、決して抱えられたことに不快感はなかった。
「そんな顔、誰かに見られたくないんだろ」
「……うん」
 思わずそのまま大きく息を吐いて、目を閉じた。


――!? ちち、うえ……?
――ロイ、すまなかった。悲しいのはロイも同じなのに、私は……
――っ……ちちうえ、ちちうえ!
――ロイ……おまえは、私の大切な息子だ
――うぇ、くっ……ちち、うぇ……!
――ありがとう、ロイ。こんな父でも、必要としてくれて


「アイクがぼくの兄上だったら良かったのに」
「……弟一人増えるぐらい変わらないから、構わないが」
「いや、いいや。もう、大丈夫」
「何かあったら遠慮するな」
「……ありがとう」
 ロイの目の周りの腫れがひくまでそこに座っていた。アイクはその間ずっと隣りに座っていた。
 何人ものメンバーが、ロイが朝ふさぎこんだまま姿が見えなくなったのを心配していたのを知ったのは、その後のこと。

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