Happy Going
見た作品紹介や日々思ったことなどをつづった超不定期ブログ。時々小話(短い小説)も。管理者はオタクです、多分。

 

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【スマブラ】記憶の彼方にある母【ロイプリ】

スマブラかよ! しかもロイ×プリンかよ!
ちなみに今回プリンは擬人化です。ええ、マイナーなのは知ってますとも!
でも好きなんだよ、ロイ×プリン。
プリンは原型でも擬人化でもどっちでもいい!
あ、でも原型だったらロイ←プリン?(ぇ
今回そこまでカップリング要素ないし。×っていうよりも+?
書いてる場合じゃないんだけど、書きたくなったから書いてみた。
スマブラDXなのか、スマブラXなのかはおまかせします。
なんでXにロイ出ないんだーーー!!orz
ちなみにうちのロイの母親はニニアンです。クォーターだ!(何

 思い出すきっかけになったのは、ネスのホームシック。
 そんなに頻繁でも、重病なほどのホームシックにはかからないものも、お母さんと呟いているのを見ると、まだネスは親が恋しい年頃なのだと感じる。
 落ち着いた後、談話室にいた数人で自分の、または他の人の親について話されていた。
 意外にも親について覚えている人は少なかった。
 マリオさんとルイージさんはコウノトリで運ばれてきた――まさか本当にそういう人がいるとは思ってもみなかった――が、暖かい両親にだったとか。
 フォックスは幼い頃に父親を亡くし、それを追う様に母親も病死してしまったと話していた。けれども両親が家にいる時はとても嬉しかったと、照れていた。
 ヨッシーは…ヨッシーみんなが家族~とか言っていて、なんだか不思議としか言い様になかった。
「ところでロイは――」
 そう切り出された時、丁度談話室にサムスさんが入ってきた。
 どうしてだが分からないが、ファルコンさんが突然話を切り替えて(事情は知らないけど、多分、サムスさんを気遣ってだと思う)しまったので、その場で“親について”の話題はぷっつりとなくなってしまった。


「ねぇ、ロイちゃん」
「うん?」
 飲み物を取りに行った時、一緒についてきたプリンが訊いてきた。
「ロイちゃんのお父さんやお母さんってどんな人?」
「僕の?」
「うん」
 プリンがとっても聞きたそうにしていたのでどうも断れなかった。別に断る理由もないけども。
 談話室に戻って話すのもなんだったから、食堂のイスに座って話すことにした。
「僕の父上はフェレ領の領主で、部下だけじゃなくてフェレのみんなから慕われてるんだ」
「良いりょーしゅさま、なんだね」
「そうだよ。僕が学院に入った時ぐらいから病気がちになってしまったけど、それまではフェレ一、いやもしかしたらリキア一の騎士だったって聞いてる。僕にとっても誇れる父だ。
 そんな父上だけど、フェレで毎年行われる収穫を祝う祭りはいつも楽しみにしてるんだ」
「ステキなお父さんだね」
「ああ」
「お母さんは?」
「母上は――」
 言葉を詰まらせてしまった。
 プリンは急に黙ってしまったのに不安になったのか、顔を覗き込んできた。
「母上は……僕が物心つくかつかないかの時に亡くなった。顔も、はっきり覚えているのは肖像画に描かれている顔ぐらい」
 うっすらと覚えている印象を思い出す。母上は雪みたいに白かったけれど、笑った表情は花みたいに暖かだった、ような気がする。
 父上と並んで描かれている肖像画を見る度に思う。僕はすごく父上似で、母上の面影というのは全くない。少しでも似ていれば良かったのに。
「……ごめんなさい」
「謝らないでいいよ。そんなに気にしてることじゃない。僕らが住んでる世界ではよくあるんだ。両親が、その片方が、幼い頃に亡くなっているっていうの」
 別に言いたくなかったわけじゃない。ただ、悲しい顔をさせたくなかったんだ。プリンは自分の気持ちを素直に表情に出す子だから。
「母上が亡くなった時、僕はよく分からなかった。まだ、“死”っていうのがどんなものか分からなかった。
 だから悲しかったのか、悲しくなかったのかもよく分からない。ただ……」
「……ただ?」
「父上は、世界の誰よりも母上を愛してたんだと思う。
 みんなの前では冷静を保っていたけど、誰もいなくなった後、もう返事をしない母上を抱いて泣いていた背中は覚えてる。それで、多分、小さいながらも分かったんだと思う。もう母上は帰ってこないんだって」
「……」
「でもね、寂しくはなかった。レベッカ小母様もいたし、マーカスやウォルト、マリナス、みんながいた。
 それに、父上が抱き締めてくれる時、本当なんとなくなんだけど、母上と一緒に抱き締められてたことがあったんじゃないかって感じるんだ」
「……あったかいね」
「うん。僕は恵まれてたよ。だからプリンが悲しむ理由はないよ」
 プリンはにっこりと笑った。やっぱり、プリンは笑っている時が一番だと思う。
「プリンはどう? 覚えてるのかい?」
「うーん。覚えてないなぁ…。
 ポケモンはね、そのポケモンにもよるけど、その物心つくって頃にはもう親から離れてたりすることも少なくないみたい。プリンも多分そうなんだと思う」
「そう、なのか」
「でも、ロイちゃんみたいになんとなく感じるっていうの、わかる。
 プリン、歌を誰かに教えてもらった覚えはないの。でも歌えるの。覚えてるの。
 きっとこれはプリンのお母さんが歌ってくれた歌なのかもしれない。プリンのお母さんもプリンのお母さんのお母さんに聞かせてもらってたのかもしれない。歌ってると、そんな感じもするの」
「不思議だね…」
 母親が歌う子守唄は子供の心を落ち着かせ、安心して眠りにつける。プリンの歌に眠くなる効果があるのはそのせいもあるのかもしれない。
「あ、でも、トレーナーのもとで孵ったポケモンはちがうかも」
「か、孵ったって…?」
「ポケモンはね、みんなタマゴから産まれるんだよ」
「ええぇぇ!!?」
 僕が仰天しているのに対し、プリンは相変わらずにっこり笑っていた。

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